躍動。逢なりて。
【原画１点のみ】

音楽を流していたある日、
胸の奥に触れるようなリズムが空間に満ちていき、
気づけば身体が自然に動きはじめていました。

その流れのままキャンバスに向かい、
踊るように描いた最初の一筆——
その一瞬に宿った“いま生きている”という確かな実感が、
この作品の源になりました。

描きはじめには夫もそばにいて、
二人で笑い合いながら色を重ねた、あのあたたかな空気が、
作品の最初のエネルギーになっています。

その後はひとりで静かに向き合い、
最初に生まれた“躍動のリズム”にそい、
そのまま流れるように描きすすめました。

その勢いと呼吸を止めず、
内側に湧き上がる純粋な歓びを一つひとつの線に託しながら。


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わたしは、物心ついたときから
「この地球を愛に満たしたい」という思いを、
どこか奥深くに抱えて生きてきました。

現実には、生まれたままの自分の輝きを
制限の中で曇らせてしまう人も少なくありません。
その歪みが、やがて争いや不安を生み、
世界を複雑にしてしまうこともある——
そんなふうに感じています。

だからこそ、
純粋に生まれるままに描いたわたしのアートが、
人の内側に眠る“本来の輝き”をそっと思い出させ、
その根底にある喜びや可能性を灯せるのなら、
その光はやがて地球を、そして宇宙までも照らしていく。

そう信じ、今も制作を続けています。

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この作品には、
“ただ生きている歓び”という、
とてもシンプルで力強い感覚が流れています。

作品を見つめたその瞬間、
あなたの内側にも、きっと、ふとリズムが立ち上がることがあるでしょう。

胸の奥の柔らかな場所に触れるような、
静かな鼓動のような、小さな光のようなリズムです。

“躍動”とは、派手な動きではありません。
ひとりひとりの内側で静かに灯る「生きる力」のこと。

この作品は、その力と“逢う”ための一枚です。

未来へ向かうあなた自身の光が、静かに脈打ちはじめ、
すでに持っている輝きが、さらに開き、新しい可能性へと自然に広がっていく。

そのための小さな扉を、この一枚がそっとひらいてくることを願って描きました。

サイズ・素材

2023年
サイズ：20x40x3.5cm（キャンバスサイズ）
素材：アキーラ、アクリル絵の具、モデリングペースト、キャンバス

付属品

額装有り